アンカレッジ国際空港 撮影ガイド|旧世代機と雪山が共演する「飛行機マニアの楽園」を完全攻略

アンカレッジ国際空港 撮影ガイド|旧世代機と雪山が共演する「飛行機マニアの楽園」を完全攻略

旧世代機×絶景の夢のような空港

アンカレッジ国際空港 撮影ガイド

アラスカに位置するカーゴ機が集う「アンカレッジ国際空港」

欧州への直行便運航が困難であった時代は、給油地として旅客便も多く寄港しましたが、旅客機の性能が向上したことで直行が可能になった現在も、貨物便に関しては給油地として利用されています。

貨物機は、旅客機と比較して今なお旧世代機が数多く運用されている傾向があり、747シリーズやMD-11、MD-80シリーズなど、飛行機マニアに人気の高い機種が数多く飛来します。

また、道路も通じていないアラスカの各地域向けに燃料や物資を輸送するための特別なスタイルも存在し、未舗装滑走路での発着に対応するDC-3やDC-6といった、1940〜60年代にかけて全盛期であった機体も飛来することから、まさに時代が戻ったような空間です。

そしてアンカレッジの魅力は、旧世代機のみならず、アラスカが誇る雄大な絶景を背景に撮影することができることです。

背後に雪山がそびえ立つ姿はまさに圧巻で、レアな機体と絶景を絡めることのできる夢のような空港なのです。

空港概要データ

項目 内容
主要滑走路 RWY 07R/25L, 07L/25R, 15/33
主な飛来機種 B747-8F/-400F, 777F, 767F, MD-11F, 737NG, 737MAX, A321neo, DC-3, DC-6
ベストシーズン 5月〜7月(長い日照時間と安定した天候)
移動手段 レンタカー必須(国際免許が必要)

滑走路

  • RWY07R/25L
  • RWY07L/25R
  • RWY15/33

外周スポットへの公共交通機関

残念ながらアンカレッジ国際空港外周スポットへ公共交通機関を利用してアクセスすることは、ほぼ不可能と言えます。

そのため、レンタカーの利用が推奨されますが、UberLyftなどのタクシー配車アプリを活用して撮影ポイント自体へとアクセスすることは可能です。

とはいえ、撮影ポイントはあまり人が立ち入ることのない場所が中心のため、タクシー配車アプリを使用してタクシーを手配することのできる確証が持てないため、おすすめの手段とも言い難いのも現実です。

治安

空港周辺においては、特に治安面で不安を覚えるような事案に遭遇したことはありませんでした。

基本的に空港周辺は自然に覆われており、住宅なども存在しないエリアになりますが、人間的な治安よりも自然動物との遭遇によるトラブルが発生する可能性は否めません

空港周辺以外のアンカレッジ市街地では、ホームレスや薬物中毒者らしき人物が徘徊している姿を見かけることも珍しくなく、市街地での宿泊を検討されている方は、宿泊地周辺での注意が必要になります。

天候

アンカレッジの気象の特徴として、晴天率の高さを見極めることが非常に難しいエリアになります。

それでも5月から夏にかけては晴天率が上がる傾向にあり、私がこれまで訪れたことのある5月および6月では、連日晴天に恵まれました。

しかし、そんなときでも前後の日程では曇りや雨、雪の日が続くなど、この季節にいけば天気が安定するというタイミングは正直なところありません

そして、天候以前に冬場は緯度の高さから日照時間が非常に短く、太陽が地平線あたりを動くだけで撮影には不向きです。

逆に夏は白夜のような状態で日照時間が非常に長くなるため、天候が不安定でも晴れのチャンスを期待するのであれば夏場に近い季節を選ぶことがおすすめになります。

アンカレッジ空港での撮影の注意点

基本的にレンタカーが必要

アンカレッジ国際空港 撮影ガイド

アンカレッジ国際空港周辺における公共交通機関は、ほぼ皆無といっても過言ではありません。

そのため、レンタカーが必要になります。

レンタカーを利用する際は、国際運転免許証の事前取得が必要となるため、出国前に用意しておきましょう。

ヨーロッパとは異なり、アメリカではオートマチック車が多いため、オートマ限定免許でも問題ありませんが、アメリカでの運転は日本とは反対の右側通行となるため、注意が必要になります。

自然動物との遭遇

アンカレッジ自体は、街として発展していますが、空港周辺は、雄大なアラスカの自然が広がる一部になっています。

そのため、ヘラジカといった自然動物との遭遇も珍しくないため注意が必要です。

熊との遭遇率は低いですが、ヘラジカは空港周辺の至るところで見られる自然動物です。

草食動物であるため基本的に人間に攻撃してくることはありませんが、子連れのヘラジカには要注意です。

また、下手に近づいたりする行動は避けましょう。

防寒対策を入念に

アンカレッジは非常に緯度の高い場所に位置するため、1年を通して気温は低めになります。

そのため日本国内とは気温の感覚が大きく異なるため、例え夏に近い季節でも防寒対策をしておくことがおすすめです。

アンカレッジでのベストシーズンは、4月後半から8月頃ですが、日本のゴールデンウィーク周辺で東京の冬と同程度の気温です。

東京では半袖の出番も訪れるような季節ですが、ダウンジャケットなど防寒着の準備もしっかり行っておきましょう。

撮影ポイント紹介

1. RWY33離陸午後側

アンカレッジの定番スポットといえばこちらのRWY33離陸機を午後順光で撮影することのできるポイント・ウォロンゾフ・ロード

RWY15/33に沿って車も通行可能な道路が通っており、その道路沿いのどこからでも撮影が可能です。

また、道路沿いの所々で丘になっている箇所があることから、その丘の上から撮影すると空港のフェンスをクリアして撮影することができます。

このスポットからは、まさにアンカレッジらしい雪山を背景にした迫力あるテイクオフカットの撮影が可能で、午後のアンカレッジにおける撮影は、このポイント一択ともいえるほどです。

2. RWY15着陸午後側

先ほど1番でご紹介したRWY33からの離陸機を午後順光で撮影できるポイントと、ほぼ同じ場所になりますが、少し北側に移動することでRWY15の着陸機を撮影するのに適した丘が存在します。

こちらも丘に登ることで空港側のフェンスをクリアして撮影できるため、南風運用時の午後の定番撮影スポットとなります。

機体までの距離は35mm判換算の焦点距離にして747クラスで100mm767クラスで120mm737クラスで150mmとなっています。

3. RWY33離陸&RWY15着陸午前側

これまでの2カ所は午後順光の撮影ポイントでしたが、午前中順光で撮影することのできるポイントもしっかり存在します。

場所的には、2番でご紹介したRWY15着陸午後側の滑走路を挟んで向かい側に位置する林の中になります。

RWY15エンドから少し東に進むと、空港敷地の東側に沿って設置されたフェンスが存在します。

そのフェンスに沿って南下していくと左手に小高い丘が見えてくるので、その丘を登ることで滑走路上を見渡すことができます。

RWY33/15両方の運用で撮影が可能ですが、RWY33離陸機は滑走距離の長い機体でないと背景は入らず、RWY15への着陸機は滑走路に向かって右側の林から急に飛び出してくる形になる注意点が存在します。

また、順光にはならないものの、丘からはアトラスエアのランプエリアを一望することができ、747LCF(ドリームリフター)などが目の前に駐機していることもあります。

4. RWY15離陸午後側

2番でご紹介したポイントからRWY15へとラインナップする出発機の撮影も可能ですが、背景の山々と絡めてリフトアップの瞬間を撮影するポイントも存在します。

1番、2番の撮影スポットが存在するランウェイ沿いの道路を更に南下するだけで、あとは所々に点在する丘の上から離陸機のリフトアップ位置を予想して自由に位置取りを行うことができます。

アングル的にもRWY33の離陸機と変わることなく撮影することができますが、南下することで機体との距離が若干離れ、空港敷地内にあるもう1層のフェンスが写り込んでしまうことが、こちらのポイントの難点となります。

5. RWY07Rバケート機

北風運用時、主に着陸滑走路として使用されるのはRWY07Rとなります。

着陸機を撮影する場合には、空港南側に行く必要がありますが、RWY15/33周辺よりも撮影ポイントは限られてしまいます。

比較的手軽に撮影することができるのが、プライベート機などジェネラルアビエーション施設が点在する空港南側のランプ周辺に位置するRWY07Rへと着陸した機体がバケートする瞬間を撮影することのできるポイントです。

大半の機体がGで滑走路から離脱するため、リバーサーも閉じた状態で撮影できますが、私が訪れた4月下旬では陽炎の影響を受けることも多々あったため、撮影環境の良いアンカレッジにおいてベストスポットとは正直言えません。

6. RWY07R着陸機(キンケイド・パーク)

RWY07Rへと着陸機を撮影するのであれば、アプローチコースに近づくことのできるキンケイド・パーク内が最もおすすめになります。

撮影できるカットとしては、着陸機を対象とする撮影スポットの中でRWY15に並ぶ条件の良さとなりますが、当ポイントまでのアクセスに難があります

キンケイド・パークの駐車場からは公園内(ほぼ森林)を30分以上歩く必要があり、気軽に撮影に訪れることのできるポイントではありません。

道中は、野生動物に遭遇することも珍しくなく、ヘラジカとの遭遇率は70%を超えている体感です。

私はまだ遭遇したことはありましたが、当ポイントを訪れたドイツ人の友人は2度熊を目撃したという話もあり、単独では少々危険を伴う恐れもあります。

それでも地面を入れたRWY07Rへの着陸機を最適なアングルで撮影できる場所として、条件を求める方にはおすすめのポイントになるので、複数人でキンケイド・パーク内を歩いてアクセスすることがおすすめです。

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