今なお四発機の聖地

ルフトハンザの拠点であり、ドイツ最大の空港であるフランクフルト空港。
ルフトハンザは、今なお747-8や747-400、A340-300などの4発機を積極的に運用する飛行機マニアにとっても人気のある航空会社で、これらの4発機を撮影するにもフランクフルト空港での撮影はおすすめです。
空港周辺には、有名撮影ポイントも多く、古くからスポッターが数多く集まる空港でもあることから、はじめての海外撮影先としても人気があります。
空港概要データ
滑走路
- RWY07L/25R
- RWY07C/25C
- RWY07R/25L
- RWY18/36
外周スポットへの公共交通機関
空港東側の有名なツェッペリンハイムへは、鉄道駅がすぐ近くに存在するため、アクセスは容易です。
しかし、その鉄道も本数が少なく、遅延やキャンセルが頻発するため、注意が必要です。
空港西側のスポットに関してはほとんど公共交通機関が存在せず、バスで途中まで行って徒歩で向かうか、Uberなどタクシー配車を利用して向かうことが一般的です。
レンタカーを借りることができるのであれば、各撮影ポイントには駐車場が存在するため、最も効率よく撮影スポットを巡ることのできる手段となります。
治安
フランクフルトというと、フランクフルト中央駅の治安の悪さが有名ですが、フランクフルト空港周辺の治安は至って平穏と言えます。
筆者もこれまで幾度となくフランクフルト空港に撮影で訪れましたが、空港周辺の撮影スポットおよび空港周辺のホテルにおいて治安面で不安を感じたことは一度もありません。
そして現地スポッターも連日撮影に訪れており、皆フレンドリーで良い方たちばかりなので是非挨拶されてみてください。
天候
典型的なヨーロッパの天候として、季節で区切って晴天率の高いシーズンを狙うのであれば「夏」がおすすめとなります。
しかし、夏の時期はRWY07/25方向において、太陽高度が高くなることから、撮影面においてベストとは言えないでしょう。
「冬」の季節が光線的にはベストシーズンになりますが、今度は冬の晴天率の低さが大きな問題となります。
そのため、欧州全体の空港を巡ることを前提として「4月」や「9月」など、真夏を少し避ける時期で、許容できる光線の高さと晴天のタイミングを狙って訪れるのが良いでしょう。
一方、RWY18/36については、南北ランウェイであることから、夕方以降の撮影はどのシーズンでも良好な光線で撮影することができるため、真夏のタイミングでも問題ありません。
撮影ポイント紹介
1. RWY25エンド(ツェッペリンハイム)
フランクフルト空港で最も定番の撮影スポットになるのが、ツェッペリンハイムに位置するRWY25への着陸機を撮影できる場所です。
ここではRWY25Lまたは25Cへと着陸する機体を撮影するのに最適で、RWY25Lへと着陸する機体として747-8で130mm、A330-300で170mm、A321で200mm程度の距離感でスカイショットが基本ながらも、理想的なスポッターカットを撮影することができます。
駐車場所については、地図記載の場所をご確認ください。
本ポイントまで直接車で来ることはできないため、駐車場所から森林を通り抜けていく必要があります。
公共交通機関の場合は、ツェッペリンハイム駅から駐車エリアを通過して一直線に進むのみです。
しかし、電車の本数が非常に少ないため、40分程度かかりますが、ターミナル2まで徒歩で向かうことも可能です。
2. RWY18お立ち台ポイント(午後)
夕方以降、フランクフルト空港でおすすめの撮影スポットがRWY18/36横に位置する公式撮影スポット。
階段のようになっており、一番上の段に立ち位置を撮ることで、空港外周に設置されているフェンスの写り込みを少なくすることができます。
撮影対象となるのは、RWY18から離陸する機体で、この滑走路を使って離陸する機体は主に南方面へと出発する機体になります。
エンドから滑走を開始する機体は、大半が高速で横切るタイミングになりますが、一部南側の誘導路を使ってタキシングする機体は、撮影スポットの目の前からインターセクションで離陸することもあります。
3. RWY07L/25R誘導路
空港北側に位置するRWY07L/25Rの滑走路は、空港施設の敷地からは少し離れていることから、撮影に適した環境が整っています。
中でもRWY25運用時にRWY25Rへと着陸した機体が駐機場へと向かう際に使用する誘導路横の撮影スポットは、同空港の中でも非常にクオリティの高いスポッターカットを撮影できるポイントとしておすすめです。
同ポイントでは、公式の展望台が設けられており、機体にフェンスが被ること自体は避けることができますが、タキシング中の機体はナローボディ機でも構図下部にフェンスが入ってしまうため、おすすめできる環境ではありません。
そのため、4段以上の脚立を持参することがおすすめで、フェンス際から撮影することでハイクオリティのスポッターカットを撮影することができます。
ただ、ワイドボディ機は距離感が近すぎるため、真横では歪みが発生する恐れがあり、その場合は東側へと進むことで少し誘導路まで距離を離すことができるためおすすめです。
4. RWY07L着陸
撮影する対象滑走路自体は3でご紹介したところと変わりはありませんが、RWY07運用時に着陸機を撮影するのに適した撮影ポイントです。
貨物エプロン方面へ延びる誘導路を挟むため、3番でご紹介したポイントとはアクセス方法が変わるため注意が必要です。
滑走路の北側から徒歩でアクセスすることが最適で、そこからランウェイエンドを周回する形で南側に回り込むことでアクセスが可能です。
こちらのポイントも4段以上の脚立持参がおすすめで、3の誘導路ポイントの様に公式撮影スポットが存在しないため、脚立を持参できるときのみ撮影が可能です。
ただし、スカイショットに狙いを絞るのであれば脚立を必要としません。
5. RWY07R着陸
RWY07運用時、RWY07Rへと着陸する機体を撮影するのに適したポイントになります。
2番でご紹介したRWY18脇のお立ち台ポイントでも撮影自体は可能ですが、アングル的にやや見上げるような角度となるため、RWY07R着陸機を撮影するのに最適ではありません。
こちらのポイントは、RWY18のお立ち台ポイントから東に進む際に存在するトンネルを通り抜けた直後に位置します。
トンネル出口脇の斜面を登ることで、空港側に設置された大型のフェンスと着陸機が被らない形で撮影が可能です。
脚立は必要としませんが、6段以上の大型脚立がある場合は、更に高さを稼ぐことで、空港北側の山々を背景に入れることができます。
6. RWY25C離陸機ひねりポイント
RWY18W滑走路の西側に位置するメンヒブルッフ自然保護区内からは、RWY25運用時にRWY25Cから離陸後に左旋回を行う長距離便のひねりを撮影することができます。
RWY18のお立ち台付近からメンヒブルッフ自然保護区へとアクセスは可能ですが、そこから送電線が伸びるエリアまで歩いて20分程とアクセスが遠いことが難点となります。
また、このエリア一帯で視界が開けているのが送電線のエリアのみとなるため、送電線が伸びる南北で立ち位置を調整する必要があります。
撮影時には送電線自体が写り込むタイミングもあるため、この辺りも注意が必要になります。
そして長距離便のラッシュとなる午前10時台以降がこのポイントのベストな時間になるため、気温が低く太陽光線の低い冬の季節以外は、陽炎の影響もあり、あまりおすすめのポイントではありません。